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Episode2 特殊詐欺?正当性を証明する難しさ

相続手続きをご自身でされていたB様のエピソード

相続手続きとB様の状況

ちょっとしたきっかけからお知り合いになったB様。今年の初めにご主人を亡くし、今は、自身で相続手続きをされているとのこと。とても70代のご婦人とは思えません。
ただ、相続人がB様とご主人の兄弟姉妹・甥姪であること、その中には生まれてすぐ養子に出され音信不通の妹がいることとお聞きし、遺産分割協議が難しくなることをお話したところ、遺産分割協議書の作成と、その妹さん宛のお手紙(原案)作成を請け負うことになりました。

特殊詐欺を疑われてしまう相続の現場

妹さんの住所は調査済みであるため、遺産分割協議書とともにB様のお気持ちを示したお手紙を送付しましたが、昨今、特殊詐欺が横行しているせいか、返信は来ず、さらにお手紙を差し上げましたが、それでも返信はありませんでした。詐欺が多い世の中では、何を力説しても無駄なのかと少し凹んでしまいました。

第三者の協力による突破口

グーグルマップで妹さんの家(と思われる)を見ながら、最後の手段として直接、お宅に行くしかないかと逡巡していたところ、妹さんのお庭に国政政党であるK党の看板を目にしました。一縷の望みを託し、妹さん居住市のK党のC市議にEメールを差し上げたところ、そのC市議とコンタクトをとることができました。
C市議には電話でこちらの窮状を説明したところ、なんと、C市議と妹さんは旧知であり、後日、C市議からも妹さんに連絡をとっていただけることになりました。
C市議のご協力もあり、無事、妹さんから遺産分割協議書に署名押印いただけました。

相続こぼれ話

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